よくマットレスが「へたる」という話を聞きますが、バネ自体がへたることもありますが、詰め物が多い場合は詰め物がへたってきてマットレスが「へたる」ことになるときがあります。
詰め物があまりに多いのはへたりやすくなる原因になりますし、詰め物が多すぎるとコイルの効果が薄れてしまうため、コイルの性能をごまかしている場合もあるので注意しましょう。
コイルにこだわっていたり、コイルに自信があるメーカーは詰め物をあえて少なくしたりしますが、逆に安くするために詰め物を少なくする場合もあります。
詰め物はいろいろありますが一例として下記のようなものがあります。
・ラテックスフォーム
・低反発ウレタンフォーム
・綿
・炭シート
です。それぞれの特徴としては以下の通りです。
▼ラテックスフォーム
ラテックスフォームの原料はゴムの樹液(ラテックス)を高温の水蒸気で蒸して発砲させたものです。ラテックスの最大の特徴は発砲時に多数の気泡を作ることで柔らかさと高い反発力を両立させる ことです。
弾力性があるので耐圧分散に優れていて、ラテックスフォームだけのマットレスや、ラテックスフォームを使った枕もあります。
天然ゴムだけで作られた商品なら、自然素材なので健康に気を使う人でも大丈夫です。
次世代の高級マットとして、環境先進地域のヨーロッパではすでに高い評価を得ています。
耐圧分散力に優れた特有の弾力性が体を包み込み、寝る方の体型、体重に関わらず、体の荷重をほぼ均等に分散してくれ、寝姿の理想的なS字カーブを描いてくれます。
▼低反発ウレタンフォーム
もともとはNASAの宇宙開発の為に開発された技術を応用して作られた素材で、荷重を分散させる性能が優れているため、圧迫感のない独特の感触があります。
ゆっくり沈みゆっくり戻る素材の枕などはすでに沢山売られているので、見たことある人や実際に持っている人も多いと思います。
耐圧分散効果に優れているので医療用や介護杳としてよく使われています。
温度に反応する素材なので暑くなると柔らかくなり、寒いところでは硬くなります。
▼綿
綿にはいろんな効果のあるものが採用されている場合が多く、「防菌」「防臭」「防ダニ」などの綿もあります。
▼炭シート
炭を練り込んだシートです。炭の持つ特性を生かして防虫・防カビ・消臭・調湿・抗菌などの効果があります。
マットレスの詰め物によってはいろんな効果がありますが、マットレス選びを詰め物に左右されなくても詰め物と同じ素材のものならあとからマットレス上に敷いて調節することも出来ます。
詰め物でマットレスを決める必要はなく、あくまでマットレス選びのついでぐらいで良いでしょう。
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